「えっ!?描いてるんじゃないの?」
そう言ってしばらく見入ってしまう方がたくさんいます。
作品のタイトル「イストリア」は「歴史」と言う意味。
アンデスの人々の暮らしが絵巻のように表現された、彫りの細かい素晴らしい作品。
ひょうたんをよく乾燥させた後、ほとんど下絵なしに手彫りします。
彫りあがったら、灰と油を混ぜたものを全体に塗り、しばらく置いて水洗いします。
すると、彫ったところだけ色が残り、柄がくっきりと浮き上がります。
ひょうたん細工(マテブリラード)は、ペルーの代表的な伝統工芸品のひとつです。
このような細かい彫りの作品は「マテフィーノ」と呼ばれています。
繊細で芸術的。アートと呼ぶにふさわしい逸品。
丁寧な手彫りの細工は、ず~と見ていても、何度見ても、見飽きません。
眺めていると、ゆったりと豊かな時間が過ごせます。
制作するのに数日かかります。
同じものはふたつとない希少品です。